【オハナヒメのものがたり】みんなのしあわせが わたしのしあわせ
![色とりどりのお花に囲まれて、幸せそうなオハナヒメ](/app/sdgs/img/story/2/story1.jpg?1649654065)
オハナヒメは、みらいたうんにある
ひろ~いおやしきにすんでいます。
いろとりどりのお花にかこまれてしあわせな まい日。
![お散歩中にひとりぼっちのウィザーを見つけるオハナヒメ](/app/sdgs/img/story/2/story2.jpg?1649654065)
ある日 オハナヒメは、おさんぽ中に
ひとりぼっちのウィザーを見つけました。
さいきん みらいたうんにひっこしてきたばかりのウィザーは
たのしそうなじゅうにんたちから はなれたところで
なんだかすこし さみしそうに しています。
オハナヒメは すぐにうまをはしらせ、ウィザーのところにかけよりました。
![恥ずかしくて皆と話ができず、寂しくて泣いているウィザー](/app/sdgs/img/story/2/story3.jpg?1649654065)
「どうしたの? あっちにいって、みんなとあそびましょう」
ウィザーのとなりにすわって はなしかけるオハナヒメ。
するとウィザーの目から、ぽろぽろとなみだがこぼれおちます。
「はずかしくて、みんなにはなしかけられなくて、さみしかったんだ」
ウィザーはオハナヒメから目をそらし、かなしそうにうつむいてしまいました。
![ハートの種でお花を咲かせて皆を集め、ウィザーと皆を仲良しにするオハナヒメ](/app/sdgs/img/story/2/story4.jpg?1649654065)
「だいじょうぶ、わたしにまかせて!」
オハナヒメはそういうと、りょう手いっぱいのハートがたのたねを
そらにむかってまきました。
まるでゆきのように ふわふわと ハートのたねがふってきて
たちまち そこらじゅうが、ピンクいろのおはなでいっぱいに!
「わぁ、きれい!!」「見て、すてきなおはなが さいているよ!」
オハナヒメのおはなに気づいたじゅうにんたちが、
つぎつぎと、ウィザーのまわりにやってきます。
「あれ、きみはだれ?」「へぇ、ウィザーっていうんだ」「いい名前だね」「よろしくね!」
じゅうにんたちが くちぐちに ウィザーにこえをかけ
あっというまに なかよしになりました。
ウィザーも なかまたちも えがおがいっぱい。
みらいたうんに またひとりあたらしいなかまがふえて、
とってもしあわせな オハナヒメなのでした。